高校生の息子が、いじめと不登校を乗り越え再び教室へ戻るまでの軌跡をまとめたブログ。
親の対応、先生の対応、被害者である息子の気持ちなど、私達家族の経験から学んだことを発信しています。今、いじめに悩む子どもやその家族に、大きな壁を乗り越える勇気と希望を届けたいと思います。
私の思い
はじめまして。
あんとmommyです。
このブログは、私が体験した息子のいじめ・不登校のはじまりから、教室復帰までの息子との関り、先生、学校との関わり、解決に向けた取り組み、心の在り方などをつづっています。
いじめや不登校。
「誰にも知られたくない」と思いますよね。
実は、いじめ・不登校についてブログを書こう、とはまったく思っていませんでした。
それなのに、なぜこのブログを立ち上げたのか。
理由は3つあります。
1つ目は、子どものピンチに、ショックを受けている親の心に寄り添いたい、と思ったから。
私は以前、不登校の支援や相談を受けていたことがあります。
そのとき、不登校に悩むお子さんや、保護者との関わりの中で感じていた「違和感」がありました。
当時の私は、子どもにとって何がいいのかを保護者と一緒に考え、保護者の気持ちも理解しているつもりでした。
でもなんだか違う・・・
そう感じていました。
そのとき感じていた「違和感」が、なんだったのか。
息子のいじめ問題を体験したことでわかりました。
それは、
親も傷ついていて、親のケアも子どものケアと同じくらい大事
ということ。
いじめや不登校は、傷つき苦しむのは子どもだけではありません。
親も傷つき苦しみます。
私は、息子のことだけを考え必死に対応していましたが、ふとした瞬間、とても傷ついて悲しんでいる自分がいることに驚きました。
親は、子どもとの関わりが最も多い身近な存在ですよね。
その親が心の傷を抱えたまま、傷ついた子どもと関わることはしんどいし、まして冷静な対応は難しいと思います。
私も傷ついている
私も苦しい
そんな気持ちに寄り添えるブログにしたいなと思っています。
2つ目は、実際の体験にもとづいたサイトやブログが少なかったから。
息子がいじめを受け、不登校になったとき、知りたいことが山ほどあり、ネットを検索しまくりました。
でも、実際の体験にもとづいたものは少なく、私が知りたかったことを見つけることは、なかなかできませんでした。
いじめは、その程度や被害を受けた子どもの状態もさまざまなので、
「こんなときはこんな対応」
みたいなスッキリとした答えはありません。
不登校も子どもによって理由はさまざまですよね。
それでも、私がやってきたことや、考えたことなどをブログで発信することで、今困っている誰かの役に立つこともあるのかな、と思い、発信することにしました。
3つ目は、「先生の対応が子どもを救う」ことを、先生に知ってほしかったから。
息子は、担任の先生、学年主任の先生の「本気の対応」に救われました。
いじめや不登校の問題は、先生の協力なしでは解決できません。
混乱している息子、そして私たち親に寄り添い、
「なんとしても、彼にとって良い形になるように」
と、できる限りの対応をしてもらいました。
先生の「本気の対応」は問題を解決するだけでなく、息子と私たち家族に、勇気と希望を与えてくれるものでした。
今、学校で子どもたちと向き合っている先生に向けて、保護者の視点から見た「先生の対応」をつづりたいと思います。
いじめや不登校は、多くの家族が悩み、向き合っているにもかかわらず、
どんな取り組みをして
子どもや先生とどんな関わりをして
どういうプロセスを踏んで解決したのか
発信している人は少ない、と感じています。
「私たちの経験が、誰かの役に立つのではないか」
そう息子に話したところ、このブログの立ち上げに賛同してくれました。
最後に・・・
私はいじめや不登校の専門家ではありません。
このブログは私たち家族の経験をつづったもので、一般的な対応とは違うこともたくさんあります。
それでも、いじめ・不登校を乗り越え、家族で日常を取り戻すことができた、ひとつの例として参考になれば幸いです。
このブログをきっかけに、あなたの家族に、笑顔あふれる毎日が訪れることを願っています。