【ほっこりコラム②】思考を変える!「できない理由」より「できる方法」

ほっこりコラム

人は1日6万回思考していると言われています。
その思考が行動を生み、行動が現実をつくり出しています。
となると、どういう方向性で思考するかはとても重要です。

ところが、「思考」にはこれまでの経験や環境で身につけた「クセ」があり、無意識に繰り返されるその思考は、私達の行動に大きな影響を及ぼしています。

自分の「思考のクセ」に気づくことで、新たな「思考」を選択して行動に繋げていくことができますよね。

今日は、私が息子のいじめ問題を通して気づいた、「思考を変える問いかけ」についてシェアしたいと思います。

私は怒りや悲しみ、悔しさなどネガティブな感情を伝えることがとても苦手です。

例えば「怒り」

「気まずくなるよりは黙っていよう」
「相手が傷ついてしまうかもしれない」
「私が黙っていれば事は大きくならない」
「私が我慢すればいい」

こんな風に、ネガティブな感情を伝えることを避けてきました。

でも本音を言うと、伝えたい、わかってほしい。
そう思っていました。

そんなとき、息子のいじめ問題に向き合うことになります。

「怒っていいんだよ」
「怒るべきだ」
「なぜ怒らないのか」

と周りの人に言われ、怒らないことを責められているとさえ感じていました。

怒らない自分はどこかおかしいのか。
なぜ私は怒りの感情を伝えられないのか。

その時、私の「思考」は「なぜできないのか」と、怒りを伝えられない理由や原因を探していました。
でも、理由や原因がわかっても、それだけで伝えられるようなるわけではありません。

そこで私は、できない理由や原因は一旦横に置いて、

どうしたら、この怒りの感情を、相手を傷つけることなく伝えることができるのか。

を自分に問いかけてみました。

すると、「これならできるかもしれない」と思える方法を見つけることができ、初めて「怒り」を表現することができたのです。

自分が「できること」を選択したことで、大きな負担を感じることなく、自分の気持ちを伝えることができたように思います。

私達の脳は、質問に忠実な答えを導き出します。
なぜできない?
と問えばその答えを探し
どうしたらできる?
と問えばその答えを導き出します。

できない理由や原因を知ることも大切です。
でもそれだけでは行動につながらないこともありますよね。
そんなときは「どうしたらできるか」を自分に質問してみるのもいいかもしれません。

できない理由ではなく、できる方法を考え、行動する。
そして、その行動が現実をつくりだしていく・・・

どうしたらできるか?

この問いかけは、困難を乗り越え、強くてしなやかな心をつくる種。

問いかけによって、思考が変わり、行動が変わり、人生が変わる、そう言えるのかもしれません。

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高校生の息子が、いじめと不登校を乗り越え再び教室へ戻るまでの軌跡をまとめたブログ。
親の対応、先生の対応、被害者である息子の気持ちなど、私達家族の経験から学んだことを発信しています。今、いじめに悩む子どもやその家族に、大きな壁を乗り越える勇気と希望を届けたいと思います。

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