子どもがいじめを受けて不登校になっています。
どうしても感情的になってしまい、自己嫌悪の毎日で苦しいです。
感情的になった自分を責める必要はありません。
感情って自然に沸き上がってくるものですよね・・・
コントロールしよう、と思うのではなく、自分の感情に寄り添ってあげられるといいですね。
「いじめ問題の解決で、これだけは押さえたい親の対応は、感情的にならないこと」
と、少し前の記事でお伝えしました。
でも。
「もう学校に行きたくない、行く意味が分からない」
「友達にいじめられている」
「何もかも嫌になってしまった、消えてしまいたい」
こんな言葉を子どもが口にしたら、親はショックですよね。
心が大きく揺れ、混乱し、冷静ではいられません。
我が子のピンチですよ?
「感情的にならないことの方が無理!」
「コントロールしよう、と思ってもうまくできない」
「感情的になってしまって、自己嫌悪の毎日・・・」
そんな声が聞こえてきそうです。
今日は、「我が子のピンチ!それでも親が感情的にならない方法」を3つのステップでお伝えしますね。
Step1:呼吸を整える
子どもからショッキングな言葉を聞いたら、まず呼吸を整えましょう。
人はストレスを感じると、呼吸が浅くなります。
その理由は脳のしくみにあります。
感情と呼吸は密接につながり、お互いに影響しあっています。
ゆっくりと深く呼吸することで、気持ちが落ち着き、問題解決に向けて冷静に対応できるようになります。
Step2:自分の心を見える化する
呼吸を整えて気持ちが落ち着いたら、次にやることは、自分の考えていることや感情を見える化していきます。
PCやスマホを使ってもいいですし、ノートに書いてもいいです。
「子どものピンチ」は身近な人にも相談しづらいですよね。
自分の気持ちや考えていることを見える化することで、今どんなことを感じていて、何に困っていて、どうしたいと思っているのか、を客観的に見ることができます。
ポイントは、自分が感じていることを否定しないこと。
まるで誰かに悩みを聞いてもらえた時のように思考と感情が整理されますよ。
Step3:今一番優先したいことを考える
自分の心を見える化したら、今優先したいことが見えてきます。
怒りや悲しみ、不安などいろんな感情があると思いますが、
「今一番優先したいことは何か」
をじっくり考えます。
例えば、
「落ち込んでいる子どもを元気にしたい」
「子どもが学校に戻れるようにしたい」
など。
きっと
「とにかく、子どもに一日も早く元気になって欲しい」
という強い気持ちに気づくと思います。
ここまできたら、大きく揺さぶられた感情も落ち着きを取り戻していると思います。
「今一番優先したいこと」
「子どもが一日も早く笑顔になること」
を行動に移していきましょう。
私も息子の問題に対応している時期は、何度も何度も強い感情の波に襲われ、冷静さを失いかけたことがありました。
このような状況で、「感情的にならず冷静に対応する」のはとても難しい、と感じました。
ただただ「苦しい」の一言です。
そんなとき、私はこの3ステップに本当に救われました。
毎日ノートやPCにいろんなことを書きまくりました。
自分と対話するように書いていくんです。
今何を感じている?
何が悲しい?
何に怒っている?
私はどうしたい?
息子がどうなったらうれしい?
そして、書いたものを読み返してみます。
「辛いんだね」
「苦しいんだね」
「加害生徒のことが許せないんだね」
など、感じていることを否定せず、
「そうなんだね」
と理解してあげるイメージです。
すると不思議なことに頭と心が整理され、感情に振り回されていた心が静まり、落ち着きを取り戻すことができるんです。
自分の気持ちを整え、
「今一番優先したいこと」だけを考えて行動していく
このステップを取り入れてからは、どうしようもない「苦しさ」「辛さ」はかなり和らぎ、前向きな気持ちで息子と関わり、行動できたように思います。
自然に湧き上がってくる感情をコントロールしようと思うと、苦しいですよね。
自分の気持ちを、コントロールするのではなく理解してあげることで、感情の波に飲み込まれることなく、落ち着いて対応できるようになります。
落ち着いた対応は、問題が解決に向かいやすいのはもちろんですが、心もすごく楽になります。