【親の対応②】「学校に行きたくない」子どもの気持ちと親の葛藤

親の対応
アルパカさん
アルパカさん

子どもが「学校を休みたい」「学校には行きたくない」

と言っています。

とても不安を感じていますが、どのように対応したらいいですか。

あんとmommy
あんとmommy

勇気をだして「休んでいいよ」「行かなくていいよ」

と伝えてあげましょう。

今後のことは、子どもと一緒に考えていけば大丈夫。

「学校に行きたくない」

子どもからのメッセージの中でも、この言葉はかなり衝撃を受けるのではないでしょうか。

「何があったんだろう・・・」
「このままずっと行かなかったらどうしよう」
「この子はこの先、大丈夫かな」

心配と不安で頭の中は埋め尽くされ、いろんなことを考えます。

「子どもには幸せでいて欲しい」
「学校でつらい思いはして欲しくない」

と思う気持ちがありつつも、

「学校に行って欲しい」

という気持ちを手放せずに葛藤し、苦しみます。

一方、子どもの気持ちはどうでしょうか。

「学校に行きたくない」

どれだけの勇気を振り絞ってこの一言を口にしたのでしょう。

親には心配をかけたくない気持ち、自分の将来への不安、弱さをみせることへの抵抗感。
親に伝える前から苦しみ、迷い、「もう少し頑張ってみよう」と過ごしてきたのです。
そして心が限界に達し、やっと口にした言葉だということを忘れてはいけません。

「学校に行きたくない」と伝えてくれた、ということを前向きにとらえ、ひとまず子どもの気持ちを受け止めてあげられるといいですね。

そして、理由を聞く前に、勇気をだして
「休んでいいよ」
「行かなくていいよ」

と伝えてあげましょう。

ポイントは「理由を聞く前に」です。
そう伝えてあげることで、子どもは「自分の苦しみを理解してもらえた」と感じるとともに、家は「安心できる居場所」になり、リラックスして過ごせます。

息子は、
「あしたから学校には行かない、荷物も持ってきた」
と伝えてきました。

かなり驚きましたし、聞きたいこともたくさんありましたが、
とりあえず
「いいよ。行かなくても。後で理由を聞かせてね」
と言いました。

その時の息子のホッとした表情は忘れられません。
そして、この対応で、その後の息子との話し合いが、思ったよりスムーズにできたかな、
と感じています。

わが子には幸せになって欲しい
そのために、学校には行ったほうが良い

そう考えますよね。

でも、何をもって「幸せ」なのでしょうか。

息子のいじめ問題と向き合っていたある日、彼が誕生した日のことを思い出しました。
息子が誕生した日、私は息子が笑顔で過ごせることを願い、幸せを願いました。
それ以外のことは「おまけ」だと思いました。
それなのに、いつの間にか、あれもこれも、と息子に求めていたのかもしれません。

親として、もちろん葛藤はありましたが、

「息子が笑顔になる選択をしよう」

あの時、そう思えて本当に良かったと思っています。

学校に行く目的は何か。
それは、子どもが幸せになるための「手段」のひとつです。
大切なのは、学校に行くことではなく、子どもが笑顔で過ごせること、幸せを感じて過ごせること。

私はそう思っています。

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高校生の息子が、いじめと不登校を乗り越え再び教室へ戻るまでの軌跡をまとめたブログ。
親の対応、先生の対応、被害者である息子の気持ちなど、私達家族の経験から学んだことを発信しています。今、いじめに悩む子どもやその家族に、大きな壁を乗り越える勇気と希望を届けたいと思います。

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