子どもがいじめにあっているとき、親が気づくサインのようなものってありますか?
子どもは親にバレないように必死です。
とてもわかりづらいですが、小さな変化や違和感が必ずあります。
毎日一緒に暮らしていると、子どものちょっとした変化ってわかりづらいですよね。
特に中学生や高校生になってくると、この変化や違和感は「思春期だから」と流してしまいがちです。
基本、子どもは「いじめられている」と親には言いません。
何事もないように振る舞っている子がほとんどだと思います。
その理由は、
親には心配をかけたくない気持ち
事が大きくなることへの不安
いじめが酷くなることへの不安
弱さをみせることへの抵抗感
などが挙げられます。
本当は心が壊れてしまいそうで、助けてほしい、気づいてほしい、そう思っているはず。
今日は、そんな子どもの心の声をいち早くキャッチするために、「親が気づくいじめのサイン」についてお伝えします。
子どもが発するさまざまなサイン。
親が気づくきっかけは、「なんだかおかしい」というちょっとした違和感です。
あれ、最近食事の量が減ったな
最近、ゲームしなくなったな
最近、勉強している様子がないけど大丈夫かな
など、小さな変化を見逃さないことが大切です。
例えば、
●からだの不調を訴えることが増える
心とからだは密接に繋がっています。
頭が痛い、お腹が痛い、食欲がない、気分が悪い、吐く、疲れやすくなるなどの不調が増えます。
●今までやっていたことをやらなくなる
大好きなサッカーをやらなくなったり、ゲームに夢中だったのに全く触らなくなる、自分で考えて勉強していたのに、全くやらなくなる、など。
無気力状態になる子もいます。
●登校するのが辛そう
朝、登校時に顔色が悪く元気がない。
玄関から出るときや送迎の車から降りるときに時間がかかる。
●笑顔が少なくなり、いつも何か考え事をしている様子
●落ち着きがなくなる
●自分の部屋にこもるようになる
ここまででお伝えしたことは、私が実際に気づいたことです。
他にも
・持ち物が壊れたり、なくなったりする
・イライラすることが増えた
・制服が汚れる
・親の財布からお金を持ち出す
・スキンシップを求めてくる
・携帯電話を見なくなった、逆に家の中でもずっと持ち歩いている
などがあります。
私の経験でも、いじめ問題の対応のはじまりは、私自身が感じた「なんだかおかしい」という違和感でした。
そこから、息子の話を少しずつ聞いていくことができました。
小さい頃から成長を見守ってきた親が感じる子どもの変化や違和感は、子どもからのSOSサインかもしれません。
小さなことでも「たいしたことない」と流さず、子どもの様子を注意深く観察しましょう。
ここで気をつけたいことがあります。
「いじめ」は子どもが苦しんでいるので、できるだけ早く対応することは大切ですが、焦りは禁物です。
タイミングを見て声をかけ、落ち着いて話を聞けるといいですね。
まず、子どもに安心してもらうことが大切です。