子どもがいじめを受けていることがわかり、落ち込んでいます。
私がしっかりしなければいけない、とわかっているのに、
何をどうしていいかわからず、泣いてしまうこともあります。
こういうとき、親は「我が子をなんとかしたい」と必死になりますが、我が子が傷ついているときは、親も傷ついているんです。
いじめは、いじめを受けた子どもはもちろん、親、先生にとってもショックが大きい出来事ですよね。
いじめが起きると、親や先生、周りの大人は子どものケアとサポートに力を注ぎます。
でも、よく考えてみてください。
親にとっては、我が子がいじめを受けていたことはとてもショックなこと。
どうしてもっと早く気づいてあげられなかったのだろう
無力感や罪悪感に苛まれ、苦しみます。
そう。
親も傷ついているんです。
自分の心の痛みに気づかず、心が不安定な状態で子どものケアとサポートに必死になると、考えてることも気持ちもよく分らなくなり、解決に向けた対応がうまくいかず、苦しい時間が長くなってしまうこともあります。
今日は、自分の心の痛みに寄り添う方法について3つお伝えしますね。
自分も傷ついていることを自覚する
いじめに直面すると、怒りや悲しみ、無力感などいろんな感情が湧き上がってきます。
その感情を一旦受け入れてみましょう。
怒っているんだな
悲しいんだな
助けてあげられなかった自分を責めているんだな
自分で自分を理解してあげるイメージです。
これだけでも心はだいぶ楽になりますよ。
セルフケアをする
人は辛く苦しい状況のとき、そのことばかり考えてしまいがち。
1日のうち短い時間でもいいので、いじめのことを考えない時間をつくりましょう。
本を読んだり、映画をみたり、何でもいいです。
自分がリラックスできる時間を意識してつくりましょう。
カウンセリングを受ける
スクールカウンセラーは保護者の相談も受け付けています。
カウンセラーの方に話しを聞いてもらうことで、思考と感情の整理ができ、気持ちが落ち着きます。
私も当初は、子どものことで頭の中は埋め尽くされていました。
必死に対応していたとき、先生の対応で心が楽になったことに気がつき、自分も傷ついているんだ、と自覚しました。
そこからは、自分のケアもしつつ、子どものケアとサポートをしました。
好きな本を読んだり、Netflixを見たり、編み物をしたり。
アロマオイルを使い、瞑想もしました。
また、スクールカウンセラーに息子の状況や家庭での対応について聞きに行ったとき、ほんの少し自分の気持ちを話したことがあります。
その気持ちを理解してもらえたことで、心が軽くなったのを覚えています。
大変な出来事でしたが、私の心が安定することで、息子や家族、先生、協力してくれる方々との関わりも、落ち着いて対応できたのではないかと思います。
親は子どものこととなると、自分のことはそっちのけで頑張ってしまいます。
でも親だって傷つくこともあります。
自分の心の痛みにも寄り添い、ケアしながら、子どもと一緒に問題と向き合えるといいですね。