いじめ問題の対応で
「これはぜひやったほうがいい」
と思っていることがあれば教えてください。
意外と忘れがちですが・・・
面談のメモや記録を残しておくことです。
子どもがいじめを受けて不登校になると、状況の確認や今後の対応について、先生やスクールカウンセラー、関係機関の方との面談の機会が増えますよね。
その際、重要なことがメモや記録を残すことです。
なぜ面談のときに、メモや記録をとる必要があるのでしょうか。
今日は「いじめ問題の対応~面談メモの重要性~」についてお伝えします。
まず、面談のときにメモや記録を残す理由についてです。
いじめや不登校の問題は、親にとってはとても感情が揺さぶられる問題です。
いつでも冷静に対応できるわけではありません。
また、いじめ問題はとても複雑です。
当初はわからないことも多く、解決には時間がかかります。
時間の経過とともに記憶は曖昧になりますよね。
メモや記録を残すことで、情報を整理していくことができるとともに、後で見返して正確な情報を確認することができます。
加えて、学校との認識の相違を防ぐこともできます。
冷静になれないときこそ、事実を残すためにメモをとっておくことをおすすめします。
次に、どのようなことをメモや記録に残した方が良いかお伝えします。
面談の際には以下のことを記録しておきます。
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- 日付と時間
- 同席した人
- 話した内容(自分が伝えたこと、相手が話したこと)
- 今後の方向性や決定したこと
このようなことを残しておきましょう。
「自分が伝えたこと」は記録する必要はないかな、と思う方も多いと思いますが、必ず記録してくださいね。
そうすることで「言った、言わない」の問題も起こりませんし、「以前と言っていることが違う」ということにもなりません。
私は息子に違和感を感じ、初めて先生に面談をお願いしたときは「いじめ」とは夢にも思っていませんでした。
面談を重ねつつ、息子から話しを聞いていくうちに、どうやら友人関係に問題があるということがわかり、実際に「いじめ」とはっきりわかったのは、問題の対応をはじめてから数か月たってからでした。
その間の面談のメモは多少ありましたが、きちんとした記録は残していませんでした。
いじめを受けていたことがわかり、今後のことを考えて記録を残しておく必要性を感じたので、遡って記録しました。
幸いメールでのやりとりも多かったので、メールと手帳を見ながらまとめていきました。
なんとか記録を残すことはできましたが
「その都度、メモや記録を残しておけば良かった」
と強く思いました。
問題が明るみに出たはじめの頃は、わからないことが多い状況での面談になりますので、メモや記録を残すことの大切さに気づかず、忘れがちになります。
いじめや不登校の問題を解決するうえで、先生や関係する方との面談はとても重要です。
記憶が曖昧にならないうちに、どんな状況の面談でも、とりあえず面談の後はその内容を記録しておくことをおすすめします。